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シャンパンとスパークリングワインの違い


シャンパンはフランスのシャンパーニュ地方で造られるスパークリングワインの名称です。


フランス語では「シャンパーニュ(Champagne)」といいます。


シャンパーニュ地方で造られるものだけがシャンパンを名乗ることができ、栽培、醸造などの生産条件についても、A.O.C.法により厳しく規定されています。


A.O.C.とは「Appellation d’Origine Contrôlée(アペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ)」の略称で、「原産地統制呼称制度」などと呼ばれているフランスの制度です。


内容の一例をご紹介します。


・フランスで最北のワインの産地であるシャンパーニュ地方で生産

・ブドウの品種は、シャルドネ、ピノ・ノワール、ムニエ、ピノ・ブラン、ピノ・グリ、アルバンヌ、プティ・メリエなど規定にある品種のみ使用可能

・「瓶内二次発酵」を行う

・瓶の中で15か月、ヴィンテージシャンパーニュは36か月以上熟成しなければならない

など、この他にも細かい規定があります。


シャンパーニュ地方で造られていても、その規定からはずれるものはシャンパンとは呼べません。


スパークリングワインとは、炭酸ガスを瓶の中に封じ込めた発泡性のあるワインすべてを指す総称なので、

シャンパンも、イタリアのスプマンテもスペインのカヴァも、大枠でいえば全てスパークリングワインの一種なのです。


その中でも、シャンパンとは伝統的製法ならではのきめ細やかでシルキーな泡が立ち上る優雅な見た目。

そして澱(酵母の残滓)とともに熟成させることで生まれる、芳醇な香りと旨味。

フランス最北のワイン地方という寒冷地ならではの硬質な酸とミネラルを含んだ、奥深い飲み物なのです。

 
 
 

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